ぶどう狩りワンポイントアドバイス(上手なぶどう狩りのしかた)
1.白い果粉を落とさないように召し上がっていただくのがベスト
【果粉(ブルーム)】
実の表面についている白い粉。病気や乾燥から果実を護るためぶどう自身が出す油脂成分で、たくさん付いていることが鮮度のよい証です。
果粉(ブルーム)は、ぶどうが身を守るために自然につけるものです。ミネラルが主成分ですので、食べても大丈夫です。さらに、この果粉がついていることが新鮮な証拠。洗って召し上がる場合は果粉を落とさないよう注意をして洗い、旨みそのままに召し上がっていただくことをおすすめします。
2.木の枝の先端のぶどうから収穫していただく
ぶどうは1本の樹から枝が四方に伸びます。そして枝の先から熟していきます。ぶどうを収穫される際は、枝の先端や先端に近いぶどうを収穫していただくとよいと存じます。
3.ぶどうの房の下から上に向かって召し上がる
ぶどうの房は、上(肩)のほうから下に向かって熟成が進んでいきます。そのため下から上に向かって召し上がっていただくと、最後までおいしく召し上がれます。
4.ぶどう本来のお味を楽しまれたい方は、冷やさずに召し上がる
酸味のある食品を冷やして召し上がると、酸味をあまり感じなくなります。ぶどうは糖度の高い果物ですが、酸味もある程度バランスよく含まれています。このため、ぶどう本来の酸味・甘みのバランスを両方感じコクのあるお味を楽しまれたい方は、冷やさずに召し上がっていただくことをおすすめします。
5.軸を長めに切って収穫しておく
ぶどうは実の部分を必要以上に触ることで果粉が落ちたり、傷がついたりします。このため、特に大粒ぶどうなどはお持ち帰りの際は実に触れることがないよう、軸を長めに切っていただき、持ち運びやすいようにしていただくこととおすすめします。お持ち帰り用に収穫いただいたぶどうは、当農園スタッフが手提げ袋詰めをさせていただきます。このとき、軸を持ってぶどうを「タテ」に袋詰めしていきます。実が袋の底に触れる面積を少なくするためです。